利上げ直後にアーバル中銀総裁を解任!? たっきん(Twitter)です!
トルコリラを運用している人なら誰もが存じていることでしょう。
そう、政策金利発表直後にエルドアン大統領がアーバル中銀総裁を解任し、後任にカブジュオール氏を起用しました。
アーバル氏といったらエルドアン大統領の利下げ圧力に負けず、積極的に利上げを行ってきました。
後述しますが、3月の政策金利も市場予想を上回る利上げを行い、為替も順調にリラ高へ向かっていました。
しかし、政策金利の利上げ発表直後にエルドアン大統領はアーバル氏の解任を発表し、リラ円も大幅下落しました。
【TRY/JPYチャート】
15.0円だったリラ円は大きく窓を明けて12.7円からの週明けスタート。
なんと2.3円近く下落しました。
これだけの下落幅ですので、適切なレバレッジ管理ができていない人は強制退場されられてしまった人も多いのではないでしょうか?
しかし、今回のような大幅下落があるのがトルコリラであり、新興国通貨のリスクでもあります。
だからこそトルコリラを含む新興国通貨は安全運用すべきなのです。
僕のトルコリラ運用は強制ロスカットレートが常に0円以下となるように通貨保有数をコントロールしています。
強制ロスカットレートが常に0円以下ということはどんなに下落しても強制退場されることはないということです。
それによって得られるメリットはなんといっても「安心感」です。
強制ロスカットされてしまった方には申し訳ない言い方かもしれませんが、僕のポジションは強制ロスカットされることは絶対にないため、今回の大暴落も安心して傍観できました。
さて、話を元に戻しますがエルドアン大統領がアーバル中銀総裁を解任した理由ですが、ほぼ間違いなく積極的な利上げを行ってきたからでしょうね。
エルドアン大統領は利下げ圧力をかけていたくらいですので。
ということは次の政策金利の発表では利下げ必至ですね。
それを織り込んでの今回の大暴落につながったのでしょう。
どんなに通貨安になっても強制退場されられることはありませんが、利回りが下がってしまうのは僕としてもあまりおいしくはないですね。
まずは次の政策金利の発表でどれだけ利下げされるかを待つしかありませんね。
※僕のトルコリラは安全運用かつ利益最大化を運用方針としています。
インフレ率と政策金利
3月に発表されたトルコのインフレ率と政策金利は下記の表になります。
インフレ率(前年比)[2月] | 政策金利[3月] | |
---|---|---|
前回 | 14.97% | 17.00% |
予想 | 15.40% | 18.00% |
結果 | 15.61% | 19.00% |
政策金利は市場予想の18%を上回る19%でしたが、今回の発表はあまり意味をなしません。
理由は上述した通りで、次回の政策金利発表で利下げ必至だからです。
インフレ率も15.61%と先月より0.64ポイント上昇しました。
インフレ率が上昇傾向の中、本当に利下げしてしまうのでしょうかね?
スワップポイントと運用リスク
次は「みんなのFX」が提供するトルコリラ円のスワップポイントをチェックしていきます。
トルコリラのスワップポイントは最新で50円/Lotとなっています。
依然として南アフリカ・ランド、メキシコ・ペソを差し置いてトルコリラが運用効率でトップに立っています。
次の政策金利で多少の利下げ程度ならまだまだトルコリラでの運用がよさそうですね!
【新興国通貨運用リスク比較表】
現在のポジションサマリ
僕の現在のポジションサマリをチェックしていきます。
3月中にようやく買い増し条件を満たしましたので0.1Lotの買い増しを行いました。
これで現在の合計保有数量は3.2Lotになりました。
・累計スワップ:+87,175円
・為替含み損益:-150,164円
評価損益合計:-62,989円
【ポジションサマリ】
【個別ポジション状況】
今月得られたスワップポイントは「トルコリラ運用支援スプレッドシート」に反映しました。
大波乱となった3月のトルコリラでしたが、何はともあれ次回の政策金利発表を待つ他ありませんね。
では、また来月の報告まで。
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