リラ円大暴騰!? たっきん(Twitter)です!
暴落一直線だったリラについにテコ入れが入りました。
その内容は政策金利の緊急利上げ・・・ではなく、トルコ政府による「銀行のリラ預金で為替安により損失が発生した場合は政府が補填する」といった内容でした。
銀行にリラ預金していても仮に為替変動で損失が発生した場合は政府が補填してくれるためリラ預金を促し、リラ安になるのを防ぐ狙いがあるようです。
まぁ、こんなテコ入れするくらいだったら政策金利の緊急利上げをすればよいだけだと思うのですが、現大統領が利上げを毛嫌いしているのでしょうがないですね。
しかし、為替の方はこの奇策発表を受けて一時的に11円台まで回復する大暴騰となりました。
現在はまた下落し始めており、現在は8円台まで下がってきています。
【TRY/JPYチャート】
トルコ政府のこの奇策がどこまで通用するかは未知数らしいですが、結果的に通貨発行をさらに促すことになり、長期的にみるとインフレを悪化させるだけの恐れもあると言われているようです。
もし、今回の奇策でもリラ安が改善しないようならエルドアンにはご退場を願うしかなさそうですね・・・
【トルコ】インフレ率と政策金利(12月)
12月のトルコ・インフレ率と政策金利です。
インフレ率(前年比) | 政策金利 | |
---|---|---|
前回 | 21.31% | 15.00% |
予想 | 27.28% | 14.00% |
結果 | 36.08% | 14.00% |
インフレ率(前年比)ですが、市場予想の27.28%を大きく上回る36.08%となりました。
現在の政策金利が14.00%のため、インフレ率(前年比)との差は22.08%まで広がってしましました。
まぁ本来であれば政策金利を上げなければならないところを上げないでいるのでこうなりますよね・・・
※僕のトルコリラは安全かつ利益最大化を方針として運用しています。
スワップポイントと運用リスク
「みんなのFX」が提供するトルコリラ円のスワップポイントをチェックしていきましょう!
まずトルコリラですが再度利下げされたため、スワップポイントは25円/Lotまで下がってしまいました。
また、南アフリカランドは先月から変わらず8.1円/Lot、メキシコペソは7.1円/Lot→6.1円/Lotと1.0円下落しました。
各新興国通貨のスワップポイントと現在レートを基に、安全運用した場合における現時点での運用効率を比較してみます。
トルコリラの運用効率を1とした場合、先月比で南アフリカランドは0.318→0.388と0.070の上昇、メキシコペソは0.419→0.375と0.044下落しました。
トルコリラは相変わらず他の2通貨に対し運用効率が優れていることには変わりないため、引き続きトルコリラを運用していきます。
【新興国通貨運用リスク比較表】
現在のポジションサマリ
僕の現在のポジションサマリをチェックしていきます。
12月は買い増し条件を満たしていないため、合計保有数量は3.5Lotのままです。
・累計スワップ:+121,602円
・為替含み損益:-314,607円
評価損益合計:-193,005円
【ポジションサマリ】
【個別ポジション状況】
今月得られたスワップポイントは「トルコリラ運用支援スプレッドシート」に反映しました。
※2022/1/2現在、「みんなのFX」の個人口座におけるトルコリラ/円のレバレッジが下記の通りに引き下げられるようです。
- 変更前:「みんなのFX」個人口座におけるトルコリラ/円レバレッジ25倍(証拠金率4%)
- 変更後:「みんなのFX」個人口座におけるトルコリラ/円レバレッジ20倍(証拠金率5%)
「みんなのFX」の個人口座におけるトルコリラ/円のレバレッジ引き下げについて
僕は絶対にロスカットされない安全運用しているため上記変更の影響は受けませんが、レバレッジをかけて運用している人は必要証拠金に注意してください!
次回買い増しレートは現在3.195円。
スワップポイントが現在のままだと次の買い増しは2か月後くらいになりそうです。
※「TRYJPY現在レート ≦ 次回買い増しレート」の条件を満たしたら0.1Lot買い増しを行うというルールで運用しています。
昨年はリラ大暴落の年となってしまいましたので、今年こそは上昇の年となってくれたら良いですね!
(それにはエルドアン大統領が失脚しないと厳しそうですが・・・)
2022年も月に1回のペースでトルコリラ運用ブログを書いていこうと思いますので、時間がある時に覗きに来ていただけたらなと思います。
それでは皆さん、今年も1年よろしくお願いします!
コメント